60秒シネマコンペティション

北信濃小布施映画祭は、長野県の北部に位置する、小さな、映画館など無い、小布施町で毎年開催され、今年で8回目を数える映画祭です。ボランティア・スタッフにより運営されています。小布施町は、いまから約160 年前、晩年を迎えた浮世絵師・葛飾北斎が、この地の豪商であり、優れた文化人でもあった、高井鴻山の招きにより、幾度か逗留した町であり、現在、この町にある北斎館では、大変貴重で珍しい、彼の肉筆画を数多く見ることが出来ます。そこでわたしたちは、葛飾北斎のように鋭い感覚を持ったクリエイターを発掘し、かれらを支援することを、映画祭の理念として掲げることを決意しました。そのためのプロジェクトとして、第2回より、コンペティション部門を設け、同時開催することにしました。


葛飾北斎を越えろ!


可能性を秘めたクリエイターたちによる60秒間の映像作品。小布施の地に現れた「画狂老人」葛飾北斎を超えるクリエイターを発掘、支援するコンペティションです。これまでに開催されたコンペティションでは、観客たちに新鮮な感動を与え、多くのファンを生み出しています。毎年、観客たちは、「現代の北斎」の登場を期待しているのです。この60秒間映画のアイデアは、クロアチア・ポジェガの映画祭「CROATIAN MINUTEMOVIE CUP」に学びました。その後、北信濃小布施映画祭らしさを追求、発展させてきたのです。開催中は、第一次審査通過作品の監督たちと、花堂純次審査委員長(映画監督)、映画・映像制作関係者、そして映画祭実行委員との懇親会も行っています。映画、映像談義に花が咲き、また、クリエイター同士の新たなる作品企画が誕生するなど様々な可能性を秘めた宴となっています。


交流


これまで、60秒映画祭は、いくつか、国内の映画祭とのコラボレーションを試みてきました。そして2007年、さらなる発展を目指し、わたしたちの発想の源となった、クロアチア・ポジェガの映画祭「CROATIAN MINUTE MOVIE CUP」とのコラボレーションが実現しました。これからは、「CROATIAN MINUTE MOVIE CUP」、「60秒シネマコンペティション」にて各々のグランプリ作品並びに優秀作品の上映。クロアチア・ポジェガへのスタッフ派遣、また「CROATIAN MINUTE MOVIE CUP」スタッフの来訪など。日本とクロアチア、双方のクリエイターたちの作品が持つエネルギーが、言葉を越えたコミュニケーションの契機となり、平和で、豊かな、あたらしい文化を築くことを、わたしたちは目指しています。

「CROATIAN MINUTE MOVIE CUP」 公式サイト